私がマラソンのトレーニングを行うに当たって参考にしている理論が、Runner’s World誌が選んだ世界のベストコーチとも呼ばれるジャック・ダニエルズ博士著の『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』という書籍です。その中で個人的に最も響いた言葉がこちらです。
「この練習の目的は何か?」と問われたら、それに対して常に答を出せなければならない。何よりも重要な、この問いに答えられないのなら、その時間は練習しないほうがいい。
この言葉を日々行うレーニングの心得とすべく、ダニエルズ理論に基づくトレーニングの種類とその目的を私なりの解釈でこのページにまとめておきます。
種類 | 概要 | 目的 | %HRmax | HR※ | 実施時間 |
---|---|---|---|---|---|
Easy | イージーランニング | 心筋の強化と毛細血管新生の促進 ⇒筋肉に酸素をエネルギーを供給しやすい体を作る | 65%-79% | 130-158 | 30-150min |
Marathon | マラソンペースランニング | レースペースに慣れること | 80%-89% | 160-178 | 40-110min |
Threshold | 閾値ランニング | 乳酸除去能力向上 ⇒発生した乳酸を効率よくエネルギーに変換し、速いペースでも筋肉を疲労させずに走り続けられるようにする | 88%-92% | 176-184 | 20min (5min + 1minR) x4 |
Interval | インターバルトレーニング | 最大酸素摂取量向上 ⇒早いペースを長時間維持できる心肺機能を高める | 97.5%-100% | 195-200 | 3-5min |
Repetition | レペティショントレーニング | スピード向上、正しいフォーム | 100% | 200 | 2min |
HRmax: as of 2017.5.21 | 200 |
※定期的にHRmaxを計測の上、HRの値を更新予定
まだまだ、定説となっている点も含め、「なぜそうなのか?」「だからどうなるのか?」が自分の中で完全には消化しきれていいない部分は残りますが、勉強しながら自分の言葉で説明できるようにしていきたいと思います。